川田工業、国の重要文化財「巖浄閣」の外壁改修工事 ー歴史を次世代へ引き継ぐプロジェクト
川田工業 建築事業部は、国の重要文化財「巖浄閣(がんじょうかく、富山県南砺市)」の外壁改修工事を、2026年3月から同年8月末にかけて行っています。6月には、南砺福野高校 農業環境科の生徒を招き、現場見学会を実施しました。今回は、このプロジェクトの概要と、現場見学会での様子をあわせてご紹介します。
【巖浄閣とは】
巖浄閣は、1903(明治36)年に富山県立農学校の校舎として建設された国指定重要文化財です。木造2階建てで明治期を代表する和洋折衷のコロニアル様式の建築物で、現在は富山県立南砺福野高等学校の敷地内に保存されています。事前申込により一般見学も可能です。
●明治36年4月 富山県立農学校校舎として建設
●昭和43年 現在の場所へ移築
●昭和62年「富山県の建築百選」に選定
●平成9年5月「国の重要文化財」に指定
歴史的建築物の保全プロジェクト
今回の外壁改修工事は、約20年ぶりに行われる大規模改修工事となっています。前回の大規模改修工事は、平成14年度から平成16年度まで3期にわたり実施されており、川田工業は当時の2期目の途中から継続して本プロジェクトに携わっています。
《主な施工内容》
- 1.外壁の水切りと板金屋根を新しくする
- 2.外壁塗装の塗替え
- 3.漆喰の塗替え、劣化部分の補修
- 4.ガラスパテの劣化部分を補修
現場責任者コメント(建築事業部 H工事長)
「今回『巖浄閣』を20年ぶりに改修するということで、先人が守ってきた建物を次世代へつなぐ重責を感じています。特に塗装や漆喰の補修は、当時の質感を再現するために細心の注意を払いました。見学会で生徒たちの真剣な眼差しを見て、私たちの仕事の意義を改めて確信しました。」
南砺福野高校生向け現場見学会を開催
6月には南砺福野高校 農業環境科の1年生から3年生を対象に、現場見学会を計3回実施しました。生徒の皆さんは、ヘルメットとフルハーネスを装着し、外壁改修工事を間近に観察しました。見学を通じて、歴史的建造物を維持・保全することの意義や、建設業が持つ社会的な役割について学びを深めていただきました。
《主な実施内容》
- 1.概要説明
- 2.内部見学
- 3.フルハーネス装着体験
- 4.施工現場見学
担当者コメント(建築事業部 Oさん)
「生徒の皆様にとって身近な存在である『巌浄閣』という貴重な文化財を通じて、当社の活動を知っていただけたことに心から感謝しております。歴史ある建物を守り継いでいくことの重みや大切さを、今回の工事に携わる中で私自身も改めて深く実感いたしました。完成した姿を、皆様にお届けできることを楽しみにしています」
現場責任者コメント(建築事業部 Nさん)
「私は20年前、重要文化財『巖淨閣』復元工事の現場所長を務めており、近年外壁塗装の劣化が気がかりでした。今回の工事で完全な復元には至らないものの、見栄えが改善されたこと、そして文化財補修の技術を川田社員に引き継げたことを大変嬉しく思います」
川田グループは、「For the NEXT Generation」活動の一環として、重要文化財の保全を通じた技術継承に取り組み、歴史と調和した安心・安全な地域社会の実現に向けて、これからも貢献してまいります。
関連情報
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南砺福野高等学校
- https://www.nantofukuno-h.tym.ed.jp/
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巖浄閣│南砺福野高等学校
- https://www.nantofukuno-h.tym.ed.jp/ganjoukaku
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【農業環境科】巖浄閣外壁工事現場見学会│南砺福野高等学校
- https://www.nantofukuno-h.tym.ed.jp/archives/7768
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川田工業のシステム建築サイト|川田コラム - 南砺福野高校「巌浄閣」現場見学会を開催しました
- https://www.sysken-kawada.jp/media/kawada_column/a61
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