香川県職業能力開発センターの講習会で「3Dデジタル溶接マスク」が活躍
川田工業 橋梁事業部 生産統括部 生産開発室 津山 忠久 |
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2025年4月19、20日に香川県職業能力開発促進センター(ポリテクセンター香川)の主催で「半自動アーク溶接技能クリニック(溶接可視化システム活用編)」が開かれ、川田工業が昨年度同センターに納品した「3Dデジタル溶接マスクシステム」が活用されました。
3Dデジタル溶接マスクシステムとは(https://www.kawada.co.jp/technology/3dyosetsu.html)
川田テクノロジーズと川田工業が共同開発したシステムです。
溶接保護面(溶接マスクユニット)に独自の光学設計による小型カメラシステムを組み込み、最新の画像合成技術を用いて溶接者の視野を圧倒的な鮮明さでデジタル化します。
溶接者目線での鮮明な溶接映像を記録することにより、溶接教育現場における技能継承に役立ちます。
本クリニックは香川県内企業の溶接初心者から溶接コンクールに出場するほどの上級者まで、幅広い方を対象にしています。
クリニック開催に先立って、当社は教材として使用する動画の撮影に協力しました。香川県溶接コンクールで優勝経験のある溶接マイスターに3Dデジタル溶接マスクをつけていただき、溶接コンクールやJIS溶接検定などの多くの課題種目の撮影を行いました。

クリニックには県内企業より6名が参加され、2日間、主にJIS溶接検定課題の指導が行われました。動画教材を用いて、狙い位置やトーチ角度、運棒方法などが詳細に説明され、受講者からは「マイスターの視野動画を用いた説明はとてもわかりやすい」と大変好評でした。


同センターの松本講師からは「溶接可視化システムを使った講習会は初めてでしたが、受講者にも大変好評で、実りある講習会となってうれしい」とのコメントをいただきました。
「3Dデジタル溶接マスクシステム」が、同センター内の教育だけでなく、香川県全体の溶接技能教育に活用され大変うれしく思います。
川田グループでは今後も新技術の開発と実用化を進め、社会に貢献してまいります。
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