2023/04/05 環境

新中央航空、調布飛行場でSAFを使用した定期旅客便を運航



新中央航空株式会社 は、株式会社ユーグレナ が製造・販売するバイオジェット燃料(SAF)「サステオ」を使用した定期旅客便を3月30日と31日の二日間運航しました。




この取組みは、東京都が推進する 「未来の東京」戦略 事業の一環で、環境にやさしいバイオ燃料の活用推進と普及を目的とした「バイオ燃料導入促進事業に係る協定」(東京都とユーグレナ社で締結)に基づき実施されるものです。
同月10日より調布飛行場のジェット燃料共同給油設備へSAFの供給が開始され、29日のテストフライトを経て、定期旅客便でのSAF使用が実現しました。

新中央航空は、都営調布飛行場 にて調布と伊豆諸島のうち4島(大島、新島、神津島、三宅島)を結ぶ定期旅客便を運航しており、この取組みの運航事業者として参画しています。

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定期旅客便にSAFを給油している様子



<概要>
■実施期間
・2023年3月30日(木曜日)と31日(金曜日)の二日間
■給油場所
・都営空港調布飛行場(東京都調布市西町)
■給油機体数
・4機
■給油路線
・調布~大島、調布~新島、調布~神津島、調布~三宅島の4路線24便
■運航事業者
・新中央航空株式会社





KTI川田グループは、これからもグループ理念である「安心で快適な生活環境の創造」を実現し続ける企業として、社会に貢献してまいります。



東京都報道発表資料より

SAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)について
SAFは、主に植物などのバイオマス由来原料や、飲食店や生活の中で排出される廃棄物・廃食油などを原料としており、従来使われてきた化石燃料と比較して、実質的に二酸化炭素排出量を軽減することができるため、持続可能な航空燃料として国際的にその導入が進んでいます。
今回使用するSAFは、従来のジェット燃料とバイオ燃料を混合した環境負荷の低い燃料(「サステオ」)で、ASTM D7566規格(※1)に準拠し製造・販売しています。
  1. ※1微細藻類や使用済み食用油などの生物系油脂を原料としてBICプロセスにより製造した純バイオジェット燃料として、ASTM International(旧 米国材料試験協会 American Society for Testing and Materials)が定める国際規格であるASTM D7566 Annex 6に準拠しています。
「サステオ」について
ユーグレナ社が製造・販売するバイオジェット燃料(SAF)および次世代バイオディーゼル燃料で、使用済み食用油や微細藻類ユーグレナから抽出した油など、食料との競合や森林破壊といった問題を起こさない持続可能性に優れたバイオマス原料からつくられており、バスや船舶、飛行機といった陸・海・空のモビリティにて活用されています。分子構造が石油由来の燃料と同等であり、既存の内燃機関に負荷をかけること無く使用できます。

関連情報

2023年 3月23日付 |報道発表資料|調布飛行場でSAFを使用した定期旅客便を運航

2023年 3月30日付 |調布飛行場でSAFを使用した定期旅客便を運航



<関連するSDGs目標>

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