川田工業、G7広島サミット展示会に参加
川田工業では、 東海国立大学機構 と共同で NEDO の実証研究を進めています。実証研究テーマである「大気圧プラズマを利用する新規CO₂分解・還元プロセスの研究開発」では、環境にやさしいCO₂分解技術の開発によって、その成果を広く社会に貢献することを目指しています。
この研究の成果として開発されたプラズマリアクターを、G7広島サミット2023 の展示会に出展しています。
この展示会では、国際的なリーダーたちが集まり、気候変動や環境問題に関する議論が行われます。
プラズマリアクター(DBDプラズマCO2分解デバイス) は、大気圧下でのプラズマ反応を利用してCO₂を分解し、有用な化合物に還元する技術です。
これにより、温室効果ガスの削減や二酸化炭素の資源化が可能となります。
川田工業と東海国立大学機構の研究チームは、この展示会を通じて、その成果と技術の可能性を広く世界に発信することを期待しています。
今後の展開に注目です。
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)について
"NEDOは、持続可能な社会の実現に必要な技術開発の推進を通じて、イノベーションを創出する、国立研究開発法人です。リスクが高い革新的な技術の開発や実証を行い、成果の社会実装を促進する「イノベーション・アクセラレーター」として、社会課題の解決を目指します。"
(引用:NEDOについて | NEDO )
プラズマリアクター(DBDプラズマCO2分解デバイス)について
"誘電体バリア放電(Dielectric Barrier Discharge: DBD)により,少ない消費電力でCO2プラズマを発生する装置を開発しました。CO2は,DBDプラズマの電子エネルギーによって一酸化炭素(CO)と酸素(O2)に分解されます。CO2分解率は50%以上であり,これは世界最高レベルです。生成するCOは,合成燃料,プロパンガス,尿素など様々な有用物質の原料としてリサイクルできます。分解されなかったCO2は,アンモニアと反応させて炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)に変換します。それは肥料として使用できます。"
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