2023/08/07 社会 従業員

川田建設 社員2名、令和4年度PC工学会論文賞を受賞



5月26日、公益社団法人プレストレストコンクリート工学会(以下PC工学会) の第64回通常総会において、令和4年度PC工学会賞が授与され、川田建設 の北野部長、水戸主任が、論文賞を受賞しました。

プレストレストコンクリート工学会 について

PC工学会は、1958年に設立されたプレストレストコンクリート技術協会を前身とする、PC構造に関する学術と技術の進歩、ならびにその普及を通じて、社会の安 心安全と発展に貢献することを旨とした日本唯一のプレストレストコンクリートに関する学会組織
( 参照:PC工学会サイト



PC工学会 論文賞 について

プレストレストコンクリートに関する技術の進歩、発展に貢献したと認められる論文を対象とし、本工学会の各種刊行物に発表された論文から選ばれる。本工学会以外の刊行物に発表されたもので特に優秀なものについては選考対象とすることができる。
( 引用: プレストレストコンクリート工学会賞表彰規定

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北野部長によるあいさつ
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表彰状



■表彰概要
表彰名
プレストレストコンクリート工学会賞(論文賞)
題目
加熱改質フライアッシュを用いた PC構造物の高耐久化に関する研究
掲載誌
会誌第64巻 6号
著者
北野勇一 部長( 川田建設
水戸健介 主任( 川田建設
秋吉善忠 助教( 大分大学 理工学部 理工学科
伊藤始 教授( 富山県立大学 工学部 環境・社会基盤工学科



受賞した北野部長(川田建設 技術本部技術部)より

受賞論文は、プレストレストコンクリート(PC)構造物の高耐久化を目指し、フライアッシュの品質がコンクリートの各種性状に与える影響を把握するとともに、品質安定の観点より「加熱改質フライアッシュ」を用いたPC構造物の構造性能と耐久性能を、実物大のPC桁を用いた試験や長期暴露試験を通じて明らかにしました。
研究の発端は、2014年、川田グループの取引先より加熱改質フライアッシュのご紹介があり、その取引先の担当者であった秋吉善忠先生(現:大分大学理工学部理工学科助教)と連携しながら研究を進めることで、栃木県さまの行屋橋、東北地方整備局さまの登米沢橋、掛田橋などのPC橋にご採用いただくことができました。
また、論文の作成にあたり、富山県立大学の伊藤始先生の温かいご指導を多大に頂戴いたしました。
研究成果を社会実装するまでに、ご支援ご協力いただきました皆様方に感謝を申し上げます。



受賞した水戸主任(川田建設 技術本部技術部技術開発課 )より

この度は、PC工学会論文賞という身に余る賞をいただき、大変光栄に思うと同時に、身の引き締まる思いです。
賞をいただいた論文には、私が新入社員の時から実験や検討を行っていた内容が含まれており、微力ながら貢献できたことを心から嬉しく思います。
また、本論文に関わる開発を通して、己を成長させることができました。
私を開発の担当者に選任してくださった北野部長をはじめ、ご協力を頂いた皆様には、心から感謝申し上げます
今回の栄誉を励みとし、今後もより一層精進いたします。



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左から、伊藤教授、北野部長、水戸主任



KTI川田グループは、これからも経営理念である「安心で快適な生活環境の創造」を実現し続ける企業として、社会に貢献してまいります。





<関連するSDGs目標>

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