2023/08/03 社会 コミュニケーション

川田グループ「LIVES x Tech アイデアソン 2023」に参加



7月9日に 認定NPO法人ハンズオン東京 が主催する「 LIVES x Tech アイデアソン 2023 」が開催され、審査員長として川田テクノロジーズの川田社長が、また、ファシリテーターとしてグループ各社から社員3名が参加しました。



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川田社長(左)と参加した川田グループ社員3名



LIVES x Tech アイデアソンとは

ハンズオン東京が主催する「LIVESプロジェクト」のひとつで、何らかの障がいを抱えた人とともに、インクルーシブな未来を創造するために新しいアイデアを生み出すイベントとして2021年5月に初開催され、今年で3回目の開催となります。



LIVES x Tech アイデアソン2023

今回のテーマは「障がい当事者と一緒に本当に必要なお助けロボットを考えよう」。過去2回はコロナ禍によるオンラインでの開催でしたが、今回は初めて対面での開催が実現しました。

約60名の参加者が1チーム7名前後の8チームに分かれ、チーム内の障がい当事者の「困りごと」をヒアリングしながら、"障がいのある人にとって本当に必要なお助けロボットとは何か"をディスカッションし、最後にプレゼンを行いました。



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アイデアソン2023テーマ
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初のリアル開催
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会場はサイボウズ株式会社本社(東京・日本橋)の楽しいオフィス
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白熱したグループディスカッション
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各チームの発表
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審査員長を務めた川田社長



各チームには、それぞれ異なる障がいを抱えた方が参加しており、ディスカッションで得られたアイデアもさまざまで、多彩なプレゼンとなりました。

みなさん、お疲れさまでした。



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参加者全員で「LIVESポーズ」

川田テクノロジーズ 星野由紀子さん
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昨年に引き続き参加させていただきましたが、今年はより具体的にいろいろと考えることができて楽しかったです。

このアイデアソンのよいところは、当事者の方から生の声を聞けること。今回、私たちのチームでは、視覚障がいをお持ちの方のお話をうかがいましたが、実は、いろいろなiPhoneソフトのおかげで実生活を送ることができていることがわかり、それでも困っていることは何か、それが他の人にも役立つのかということを掘り下げながら課題抽出をしていくのが非常に興味深かったです。

ファシリテーターとしては、様々な意見をまとめきれず、時間が押してしまってプレゼン準備に時間がとれなかったのが悔やまれます。

今回、私たちのチームだけでなく、他チームから出たアイデアも、形にできたらおもしろいなと思うものがたくさんありました。



川田テクノシステム 伊藤昌隆さん
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私がファシリテーターを務めたチームには、身体障がいと精神障がいをお持ちの女性と視覚障がいをお持ちの男性がいて、その2名の意見をベースにディスカッションを進めました。

たどり着いたのは「今日、どんな気持ちかをわかってくれるAIロボット」。

"相手の感情を読み取り、予測(AI、画像カメラ)して対応" してくれて、 "相手の日常の行動を記憶していて、普段と異なる様子を察知し、助けが必要と認識してそれを周囲に発信" してくれるロボットです。

その発信に対し、ロボットが助けるのではなく、「人」に声をかけてもらえるような社会環境を作るのが狙いです。障がいを抱える方だけでなく、11台のメンタルヘルスロボットとすることで、誰もが「しんどいって言える世界」を目指したいね、と皆で話しました。

今回は本当に充実したディスカッションだったのでめいっぱい時間を使ってしまい、あっという間に終了となりました。障がいのある人が必要とするロボットの外見や大きさ、デザイン、機能などを、もっとじっくり考えられればよかったと思います。



カワダロボティクス 足達 哲也さん
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日頃、自社のロボット製品のソフトウェアエンジニアとして働いていますが、ロボットの助けを必要としている方々からのお話は間接的にしか聞くことがなかったので、「アイデアソンで生の声を聞いて今後の自身のロボット開発につなげていきたい」と思い参加いたしました。

障がいをお持ちの参加者の方から「こういったことに本当に困っていて助けて欲しい」という要望を多々聞く中で、課題のいくつかは意外とシンプルなのに依然として社会全体で対応・解決されていないということに気づかされました。

また障がいをお持ちでない参加者の方であっても、「家族や身の回りに障がいを持っている方がいて、何とか力になりたい」という方が多く、その話の節々から強い熱意が伝わり、非常に身の引き締まる思いでした。

「困っている人を助けたい」という共通の思いで性別・年齢・障がいの有無に関係なくこうして話し合う場に参加させていただき、多くの学びと気づきをいただけたことを、非常にありがたく感じております。

運営の皆さん、そして参加者の皆さんにこの場を借りて改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。



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