2018/08/08 社会 安全

川田工業、高速道路補修工事現場の安全パトロール

川田工業では、毎年、全国安全週間にあたり、工場や工事現場において、役員による安全パトロールを実施しています。
2018年7月6日、東京都板橋区の首都高速5号池袋線の補修工事現場において、安全パトロールを行いました。

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パトロールの実施者と現場担当者で記念撮影

川田工業では、工場での生産や工事現場での施工に、安全第一に取り組んでいます。
安全の取り組みの一環として、毎年、全国安全週間にあたり、複数の工場や工事現場において、役員がパトロールを実施しています。
7月6日には、東京都板橋区の首都高速5号池袋線の補修工事現場を川田社長がパトロールしました。

本工事は、高速道路の大規模更新・修繕事業の一つです。

首都高速道路は、1964年の東京オリンピックに向けた都市開発に伴って、1962年に京橋-芝浦間(4.5km)が最初に開通しました。

開通から50年以上経った今、構造物の高齢化や過酷な使用などにより、重大な損傷などが発見されています。
そこで、首都高速道路株式会社では、道路構造物を長期にわたって健全に保つため、大規模更新・修繕事業を進めています。

本工事区間が含まれる首都高速5号線は、1967年に竹橋JCT-西神田出入口間が開通し、1969年に護国寺出入口-北池袋出入口間が開通しています。その後、今回の補修工事が行われている北池袋出入口からの延伸整備が進められ、1977年に北池袋出入口-高島平出入口間が開通しました。

本工事は、「(修)上部工補強工事1-207」という名称です。
工期は、2017年4月15日から2020年1月29日までです。
工事の範囲は、西新宿JCT方面の高松入口付近、竹橋JCT方面の北池袋出入口付近から、美女木JCT方面の板橋本町出入口付近までです。

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現場事務所での現場所長による説明

工事内容は、鋼桁橋などにおいて、き裂・腐食の補修・補強工、支承取替・補修工、高力ボルト取替工、コンクリート片剥落防止工、塗装塗替工、コンクリート塗装工および裏面吸音板取替工・支持材補強工・横縦振補強工を行うものです。


当日は、現場事務所での工事概要や安全対策などの説明の後、板橋本町入口付近での施工場所へ移動し、パトロールを実施しました。

現場は国道17号の上を走る首都高速5号池袋線です。

使用中の高速道路や一般道の交通にできるだけ支障がないように配慮し、補修作業は、工事用足場を組んで行います。

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地上から見上げた現場。中央のネットの左右が工事用足場
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施工内容説明

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国道17号脇の足場用の階段から首都高速へ

現場は高所での作業であり、下を走る国道17号は交通量の多い道路であることから、些細な落下物でも大きなリスクを伴います。


そのため、墜落・転落災害の根絶、飛来・落下事故防止、第三者災害防止を重点項目として、施工を行っています。

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足場から橋桁の状態を確認
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橋桁の中に入って内部の状態を確認

パトロールの後、現場事務所に戻り、講評を行いました。
川田社長からは、作業スペースが狭い上に障害物が多く、全体的に厳しい作業環境であるため、状況に応じた安全対策をしっかり行うことと、熱中症予防などの体調管理に十分注意するようにとの話がありました。

川田工業では、今後も、安全第一に工事を進めてまいります。

関連情報

首都高速道路株式会社のWebサイトに、大規模修繕事業の詳細が掲載されています。

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