2024/06/13 社会

川田工業が参画したTAOの完成式典に参加

2024年4月30日に、川田工業 建築事業部が観測運用棟の建設に参画しているTAO(The University of Tokyo Atacama Observatory)プロジェクトの山頂施設の完成記念式典が開催され、川田工業から工事所長の草壁と私、松崎が出席しました。



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(写真:東京大学TAOプロジェクト提供)



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TAO(The University of Tokyo Atacama Observatory)プロジェクトとは
東京大学が、チリ共和国のアタカマ砂漠にある標高5,640 m のチャナントール山に世界最高標高の天文台を設置するプロジェクトで、このプロジェクトの成功が、世界の天文学をリードする鍵になると考えられています。
このたびの式典は山頂施設が完成を受けて開催されたもので、TAO望遠鏡による科学観測は、2025年に開始となる見通しです。
当社はこのプロジェクトの一部である観測運用棟の建設に参画しました。
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TAO望遠鏡観測運用棟建築(写真:東京大学TAOプロジェクト提供)



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建屋と望遠鏡をつくるチームで記念撮影
私、松崎(写真右から3番目)と草壁所長(左端)
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完成した観測運用棟の前で
私、松崎(写真左)と草壁所長(写真右)



現地(チリ共和国アントファガスタ第2 州サンペドロ市チャナントール山)への渡航は,羽田空港→(13 時間)アメリカJFK空港→(11 時間)チリサンティアゴ空港→(2 時間)チリカラマ空港→(陸路1.5 時間)サンペドロ。拠点のサンペドロへはトランジットを含め約38 時間かかります。
標高5,640 m の現地での体感温度は常に氷点下です。



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施工中
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酸素を吸入しても、少し頭がくらくらして足元がふらつきました。このような環境下でよく建物を完成させてくれました。
関わってくれた社員の皆さん、パートナーの協力業者の皆さん、本当にありがとうございました!



(記:川田工業 常務取締役 松崎宏之)

関連情報

東京大学・理学系研究科・天文学教育研究センター
東京大学アタカマ天文台 (TAO) 計画
https://www.ioa.s.u-tokyo.ac.jp/TAO/
川田工業株式会社
川田技報Vol.43「TAO プロジェクトにおける取組みと実施報告」
https://www.kawada.co.jp/technology/gihou/pdf/vol43/4301_05_12.pdf



<関連するSDGs目標>

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