土木セグメント

PC橋梁(プレストレスト・コンクリート橋梁)

不動大橋(群馬県吾妻郡)

事前に圧縮力を導入したPC(プレストレスト・コンクリート)製の桁を使用した橋梁の製造・建設工事を行います。鉄筋コンクリート(RC)橋梁とは異なり、PCの技術を用いることによって、「圧縮には強いが引張りには弱い」というコンクリートの最大の弱点を克服し、RC橋と比較して支間長を長く伸ばすことが可能です。さらに、鋼材を主塔から斜めに張る長大スパンの斜張橋では桁高を低く抑えることが可能となり、その分高く桁下空間を利用することができます。また、主塔の高さを低くしたエクストラドーズド橋(左写真)は、地域の景観を高めることに役立っています。

プレビーム桁橋(鋼・コンクリート合成桁橋)

桂橋(大分県豊後高田市)

プレビームとは、引張りに強い鋼桁と圧縮に強いコンクリートをプレフレクション工法により合成し、コンクリート部にプレストレスを導入したハイブリット桁です。他形式の桁に比べて非常に低い桁高で設計施工が可能であり、桁高が制限される橋梁に数多く適用され、現在では1000橋以上の実績があります。他の橋梁形式にない低い桁高を実現でき、特長として、複雑な道路線形に対応可能な構造(変断面、バチ形など)、低騒音・低振動、コンクリート桁に比べて軽量、ライフサイクルコスト低減などがあります。

橋梁保全

東名高速道路 用宗高架橋鋼橋補強工事(静岡県静岡市)

既設橋梁をより強く、より使いやすく、そして私たちの生活環境に優しい橋梁にリニューアルします。これまでに整備されてきた数多くの橋梁が設計寿命に達する時代を迎え、今後既設橋梁に対する様々な補修・機能向上などの保全事業が増大していきます。KTI川田グループでは、予防保全を含めたこれらの補修・機能向上に関する保全技術の開発に取り組み、安全で安心な社会資本の機能を維持していくため、これまでにグループとして蓄積した技術と実績を活かし、様々なニーズに応えています。

ハーフプレキャスト

京急蒲田駅付近連続立体交差事業(東京都大田区)

本技術は「開かずの踏切の抜本対策」として実施されている連続立体交差事業において、工場製作したハーフプレキャスト部材を用いて、営業線直上にラーメン形式の鉄道高架橋を安全かつ急速に構築することを可能にしたものです。鉄道に隣接する用地取得工程に左右されずに、連続立体交差事業の長期化を解消できるため、安全で効率的な暮らしができる国土の創造に貢献できる技術です。

プレキャスト部材

プレキャスト建築柱

近年国土交通省が推進している"i-Construction"ではコンクリート製品のプレキャスト化による現場の生産性向上がトップランナー施策とされています。 川田建設は社団法人プレハブ建築協会よりPC部材品質認定であるH認定・N認定を取得している那須工場とN認定を取得している九州工場を有しています。優れた品質管理と検査体制を備え、現場の工期の短縮と作業環境改善に貢献します。

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